メニュー MENU
Dr.鈴木の
おしえて!糖尿病

糖尿病の食事療法 嗜好食品にご用心

 1回の食事の大まかな目安を500kcal(約6単位)と覚えておくことを以前書きましたが、今回はエネルギー量500kcalを物差しにして嗜好食品のエネルギー量をみて見ましょう。

 栄養エネルギーは本来あまり正確な量を把握できません。水分が飛ぶ、油の多い部位か少ない部位かで大きく異なる、栄養分の吸収消化力には個人差があるなど、栄養関係のエネルギー量はだいたいの目安と考える方がいいのです。

 今回は主な嗜好食品100gのエネルギー量を50kcal刻みで大まかに区分します。大まかにすることでいろいろなことが見えてきます。

血糖コントロールの指標と評価

ナッツ類
 たとえば、バターピーナッツ100gは600kcalあります。コンビニで100円程度のバターピーナッツを買ってみると100g入っていないと思いますが、ほぼ食事1回分500kcalに相当してしまいます。クルミやマカデミアナッツはもっとエネルギー量が高いことがわかります。つまり、ナッツ類はほんの少しに止めないと簡単に1日の摂取エネルギーを高めてしまうことがわかります。

スナック類、せんべい類
 ポテトチップス、コーンスナック、せんべい、あられなど手軽に食べられ、小から中程度のパッケージでもほぼ食事1回分500kcalに相当することが多いです。1食分をスナックにしてしまうか、栄養バランスのとれた食事にするかよく考えてください。とくにスナック類には脂質が多いという問題もあります。

ドーナッツ、菓子パン、ケーキ類
 ドーナッツ400kcal、菓子パンは400~300kcalと種類によって異なります。食事に菓子パンを2つ食べるなど、どうしてもエネルギー量が過剰になります。切り分けて、たっぷりの野菜や野菜ジュースなどと食べるような工夫が必要です。エネルギー表示がある場合にはどの位が500kcalか調べてみる習慣をつけましょう。食品用はかりも役にたちます。そして手作りの菓子パンのエネルギー量も大胆に予想するようにします。

和菓子類
 乾いた和菓子が350〜300kcal、水分の多い和菓子が300〜250kcal程度です。表示でみるか1個の重さをはかり概算して、その分ごはんなど炭水化物の食品を減らすようにします。

ジャム、マーマレード、アイスクリームなど
 これらは思ったほどエネルギー量が高くないことがわかります。ジャム類は付けすぎないようにする。アイスクリームは表示で計算して量を決めてから食べましょう。

 嗜好食品は食べない方がいいという食事指導を受けても、おやつなどに食べてしまう人がかなりおられますが、嗜好食品のエネルギー量を知らないことも問題のひとつです。なかなか肥満が解消できない方は、嗜好食品で食べ過ぎていないかどうかもう一度<嗜好食品100gのエネルギー量>を見直してください。

(2011年08月)
一般の方 一般の方 医療スタッフの方
記事内容は公開当時のものです。ご留意ください。
治療や療養については、かかりつけの医師や医療スタッフにご相談ください。
一般の方 一般の方 医療スタッフの方

Dr.鈴木の
おしえて!糖尿病

  • ヘルシー御膳
  • ソフト御膳

食事療法 最近の話題