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おしえて!糖尿病

糖尿病の食事療法 食品交換表その2 食品分類表

 糖尿病食事療法の定本とされる日本糖尿病学会編「糖尿病食事療法のための食品交換表」の食品分類表は三大栄養素(炭水化物、タンパク質、脂質)とミネラルのどれを主に含んでいるかで食品を表1から表6と調味料、嗜好食品などに分類しています。食品の栄養エネルギーを単位として大まかに理解しながら食事療法を行うテキストですが、栄養成分の細部にはこだわらず、簡便に使いやすくできています。たとえば、同じ仲間(表)の食品は、似たもの同士の食品だから同じ単位数で取り替えて食べていいとしており、このことが食品交換表という名前の由来でもあります。どんなグループ「表」があるか見てみましょう。

<食品交換表の食品分類>

表1 穀物、いも、まめ(大豆を除く)、一部の野菜(1日5〜12単位の内から指示されます)
炭水化物が多い食品ごはん、パン、めん、いも、まめなど主食や主食の補助に使える食品が多い

表2 くだもの(1日1単位だけにする)
炭水化物が多い食品体内で速く消化される少糖類(果糖、しょ糖など)が多く血糖値を上げやすいので、1日に1単位(80kcal)程度にするように指導される

表3 魚介、肉、卵、チーズ、大豆とその製品(1日2.5〜7単位の内で指示されます)
たんぱく質が多い食品主菜になることが多い食品群で、量は制限されるが、魚、肉、卵、豆腐などを幅広く摂取するとよい。

表4 牛乳と乳製品(1日1.5単位(牛乳コップ軽く1杯)摂取する)
たんぱく質が多い食品カルシウムの補給と栄養バランスを保つのに役立ち、1日1.5単位程度を飲む多く摂取すると脂質過剰になりやすい

表5 油脂、多脂性食品(1日1.5単位を目標に摂取を減らす)
脂質が多い食品脂質は1gが9kcalの高エネルギー食品表5の食品だけでなく肉の脂身を取るとか揚げ物を減らすなどの工夫が大切動脈硬化の原因になる飽和脂肪酸の多い脂身の多い牛・豚肉などの摂取を減らす

表6 野菜、海藻、きのこ、こんにゃく(1日野菜300g(1単位)以上と海藻、きのこ、こんにゃくなどまとめて360g以上を目標にする)
低エネルギーでビタミン、ミネラルの割合が高い食品野菜は健康を維持向上される重要な食品で、1日300g以上食べるサラダ、おしたし、煮付け、主菜へ付け合わせなどいろいろ工夫して増やすエネルギー計算はいろいろ取り混ぜて300gで1単位と概算きのこ、こんにゃく、海藻は食品交換表では栄養エネルギーは無視してよい

調味料 みそ、さとう、みりんなど(0.8単位以下を目標にする)

エネルギー計算が必要な調味料だけのリスト塩分を減らすように心掛け、調味料を減らし素材やだしの味を生かした薄味に慣れる

 ここで食品交換表を開いて自分がよく食べる食品を食品分類に当てはめてみましょう。同じ表にあって取り替えられる食品も分かってきます。主食として食べるご飯の量が何単位くらいで、パン、麺などにするとどの位になるか、魚、肉、卵、豆腐などが同じ表3あり、取り替えて食べられることなどいろいろ分かってきます。食品交換表は慌てず1歩1歩親しんでいくことが大切です。

 食品分類と各表の食品を1日どの位食べるか少し触れておきましたが、次回改めて説明しましょう。

資料:日本糖尿病学会編・著「糖尿病食事療法のための食品交換表, 第7版」、文光堂、2013

(2010年08月)
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記事内容は公開当時のものです。ご留意ください。
治療や療養については、かかりつけの医師や医療スタッフにご相談ください。
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