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Dr.鈴木の
おしえて!糖尿病

糖尿病の食事療法 食品交換表その1 80Kcal=1単位

その食品100gは何キロカロリーか?(食品成分表)

食品のエネルギーを「家庭用食品はかり」ではかる。そのために主な食品、食材の100gあたりの栄養エネルギーをまとめた本があります。一般に「食品成分表」といわれ多くの出版社のものがありますが数値は同じで、元本は文部科学省資源調査分科会報告「5訂(増補)日本食品標準成分表」です。

食品100gの栄養エネルギーには多いもの少ないものがあり、少ないものには、たとえば生のわかめは16kcal、てんぐさで作るところてんはわずか2kcalです。多いものには植物油921kcal、バターやマーガリンなど約750kcal、ナッツ類も多くたとえばピーナッツは562kcalもあり過食になりやすい食品です。栄養エネルギーが多くなるのは主に脂質が多いことです。ジャガイモは76kcalと少ないですがポテトチップスは554kcalとピーナッツとほぼ同じになります。天ぷらやフライなどの揚げ物を多く食べると太りやすいということも同様です。

「食品成分表」を使えば栄養エネルギーが「家庭用食品はかり」ではかれるのです。

お魚の切り身50gを食べたときには成分表のエネルギー量×0.5、200gのお肉をステーキにしたときには×2というわけです。

食品の栄養エネルギー80kcalを1単位とする。(食品交換表)

糖尿病でその人に合った食事量は、食事の重さではなくその人にあった栄養エネルギーを持つ食事です。糖尿病の食事療法では1日栄養エネルギー1,200kcal(15単位)から1,800kcal(23単位)位で行うことが多いです。

日本糖尿病学会は食事療法のテキストとして「糖尿病食事療法のための食品交換表(通称:食品交換表\)」を作成していますが、栄養エネルギーを簡単に管理できるように80kcalを1単位としています。

計算しやすく、覚えやすく

食品1単位の数値を覚えやすく暗算でも計算できるような大まかな数値に整えています。これによってだいたい同じ栄養エネルギーを持つ食品の仲間がわかり、栄養エネルギーの多い食品と少ない食品もはっきりします。よく食べる食品の数値は覚えておくと便利です。

野菜は1日1単位

更に簡便にするために、野菜はエネルギーの少ないものが多いので「いろいろ取り混ぜて1日300g位以上食べて1単位とする」としています 。ただ、例外的にエネルギー量が多いカボチャやトウモロコシなどを多く食べるときには計算してくださいという但し書きがついています。

計算しない食品

そして、海藻、キノコ、こんにゃくは近年少し栄養エネルギーがあるといわれるようになりましたが、食品交換表はたくさん食べても無視できるエネルギー量で、「計算なしで心掛けて食べる」ように勧めています(塩分には注意)。

食品交換表は栄養エネルギーを最も簡便に理解できるテキストとしてまず気楽に開いてください。今まで親しんできた食品の栄養エネルギー(1単位のグラム数)を知ることで、自分が主にどのような食品から栄養エネルギーを得ていたか、1単位のグラム数の多い食品の方が心配しないで食べられること、エネルギーを考えなくてもいい食品もあること、水分が多い食品は1グラムの単位数が大きくなることなどいろいろ発見できると思います。そして、1単位のグラム数の少ない食品をたくさん食べたり飲んだりしていたことがわかり、それを減らすことで食事改善ができてしまうことさえあります。

(2010年06月)
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記事内容は公開当時のものです。ご留意ください。
治療や療養については、かかりつけの医師や医療スタッフにご相談ください。
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