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おしえて!糖尿病

糖尿病と高血圧

糖尿病と高血圧
高血圧とは?

血圧とは、血液が血管の内側の壁を押す圧力です。血圧を測る時、よく「上がいくつで、下がいくつ」といった言い方をしますが、“上”とは心臓が縮まる時の血圧(収縮期血圧)、“下”とは心臓が膨らむ時の血圧(拡張期血圧)のことです。

一般には、上が140mmHg以上、下が90mmHg以上で、高血圧と診断されます。これは、どちらか一方でも超えていれば高血圧となります。しかし、糖尿病があるとさらに診断基準はきびしく、上が130mmHg以上、下が80mmHg以上であれば、主治医と相談して血圧を下げる方法を決めます。

また、自宅で血圧を測る時は、血圧が安定しやすい起床時に行い、その数値も主治医に報告するとよいでしょう。

高血圧はなぜ悪い?

糖尿病患者さんの血管は、高血糖で弱っています。そこに高血圧が重なると、さらに血管への負担が大きくなり、動脈硬化を進行させてしまいます。その結果、脳梗塞や心筋梗塞になってしまう危険が高まります。また、糖尿病腎症を悪化させる原因にもなります。

腎臓は、血液中の老廃物を取り除き、それを尿としてからだの外に出してくれる臓器で、血液の浄水場のようなものです。そして、毛細血管が集まった臓器でもあるため、高血圧の影響を強く受けてしまいます。他にも、高血圧は網膜の細い血管にも悪影響を及ぼすため、糖尿病網膜症も進行させてしまいます。また、糖尿病より先に高血圧になる場合が多いので、糖尿病予備群の人も血圧の変化には、十分注意が必要です。

血圧を下げるには?

高血圧は、生活習慣と深く関わりのある病気です。そこで、今の生活を見直し、高血圧につながる生活習慣を改善することからはじめましょう。

【味の濃い料理が好きという人は…】
今は減塩調味料もたくさん出ているので、まずはそれらを利用しましょう。また、料理にしょうゆやソースを直接かけている人は、小皿にしょうゆやソースを入れ、料理に少量つける食べ方をすれば、余分な塩分摂取を防ぐことができます。

【肥満気味の人は…】
肥満の解消には、食事と運動、両方の改善が必要です。ただし、急な減量はからだに無理をかけてしまいますので、1ヶ月に1kg程度の減量をおすすめします。これなら、気負わずに取り組めると思います。

【お酒、タバコが好きな人は…】
節酒、禁煙を目指しましょう。特に、タバコは肺がんの発症率を高めるだけでなく、心筋梗塞や脳梗塞の原因となる動脈硬化も促進させてしまうので、1日でも早い禁煙を実現しましょう。家にお酒を置かない、ライターや灰皿を全て処分するといったことや、周りに節酒(禁酒)・禁煙を伝えておくのも効果的です。お酒に関しては、少量なら飲んでよい場合と飲んではいけない場合があるので、まずは主治医に相談しましょう。

【運動不足の人は…】
適度な運動は、血圧を下げてくれます。ここで大切なのは、継続して行うことです。目的地のひと駅前で降りて歩く、いつもより少し遠くにあるお店に買い物に行くといった、生活の中で自然と体を動かす機会を増やすことからはじめてみましょう。また、主治医に運動内容を報告して、必要ならメディカルチェックを受けるようにしましょう。

(2007年08月)
一般の方 一般の方 医療スタッフの方
記事内容は公開当時のものです。ご留意ください。
治療や療養については、かかりつけの医師や医療スタッフにご相談ください。
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