スローカロリーの情報ファイル
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ドクターインタビュー 生活習慣病とスローカロリー
―― 生活習慣病の予防・改善に対しては、"スローカロリー"な糖質の摂取は有効でしょうか?
池田: 有効な部分があると思います。疾病予防という視点からみると"スローカロリー"の及ぼす特性は、生活習慣病予防として勧められる選択肢の一つになると思います。そのためには、摂取する糖質を"スローカロリー"なものに変えた食生活を確立し、継続していくことが必要となります。特性の一つであるインクレチンの分泌促進による満腹感の持続は、過食を防止し過剰なエネルギー摂取の抑制につながります。
もちろん"スローカロリー"の特性は、健康な方の食生活への活用にも期待できます。
―― どのように取り入れるとよいでしょうか?
池田: 例えば、日頃使用する砂糖を、パラチノースに置き換えます。砂糖と半々、または20%、40%をパラチノースに置き換えるだけでもよいでしょう。すべての量をパラチノースに置き換えず一部の量でも、一緒に摂取した他の糖質にも吸収抑制を働きかけるからです。
―― 医療スタッフは、どのように指導に取り入れていくとよいでしょうか?
![]() ―― 他には、どのような活用法が考えられますか?
池田: 先にも述べた予防という視点でみると、"スローカロリー"は糖質を摂取した際の血糖値の変動、それに伴うインスリンやインクレチン分泌への影響を考えると、メタボリックシンドロームをはじめとする生活習慣病や肥満、糖尿病など、食生活からアプローチできる予防策の一つとして活用できると思います。
―― 有難うございました。
2010年12月更新
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