一般社団法人 日本糖尿病・妊娠学会

大森賞

「大森賞」設立の経緯


 「日本糖尿病・妊娠学会」の初代理事長である大森安恵先生は、2000年に第7回済生会糖尿病セミナーを開催され、その時に寄せられた寄付金を本学会の前身である「糖尿病と妊娠に関する研究会」へご寄附いただき、「大森賞」(以下,本賞)が設立されました。

  本賞は、2000年の「第16回糖尿病と妊娠に関する研究会年次学術集会」から優秀な発表演題に対して授与することが開始され、優れた若手研究者の育成に貢献してまいりました。

  その後の日本糖尿病・妊娠学会理事会で、年次学術集会の発表だけに終わることなく、論文として完成させ、本会からの情報発信に貢献した研究論文に対して授与するべきであるとの決議がなされました。それを踏まえ、2015年度より論文を対象とした授与に変更し、応募者の年齢規定を撤廃して、日本の糖尿病と妊娠に関する論文を対象とした本学会の最高位の学術賞としての位置付けを明確にしました。職種を問わず、より多くの皆さんの応募を期待しております。

「大森賞」規程

対象論文

  • 糖尿病と妊娠に関する優れた論文に授与する(基礎および臨床のいずれかは問わない)。
  • 受賞論文は2編以内とする。
  • 国内で研究され、表彰当該年の前年1月〜12月(1年間)に査読のある雑誌に発表された原著論文(掲載受理済論文も含む。この場合、受理証明を論文の1枚目に添付のこと)。
  • 欧文、邦文は問わない。

対象者

  • 日本糖尿病・妊娠学会会員で、当該論文の筆頭著者であること。
  • 「大森賞」未受賞者に限る。
  • 年齢制限はなし。
  • 応募時点で1年以上本学会の会員であること。

【注】学会賞(若手奨励賞)との同一年の同一応募は認めない。

申請方法

  • 申請期間は当該年1月1日~3月31日とする。
  • 当該年3月31日までに、応募書類と応募論文(7部、コピー可)を学会事務局へ提出する。
  • 申請者は申請書類へ論文の概要と学術的意義を記載する。
  • 申請は自薦および他薦(本人の承諾を要す)とする。他薦の場合は、推薦理由を記載する。推薦理由には論文の概要と学術的意義の記載も可とする。

2020年度研究奨励賞「大森賞」応募用紙

Word形式(106KB) ▶ PDF形式(213KB) ▶

応募締切:2022年3月31日(木)

選考方法

  • 本賞は大森賞選考委員会(以下 選考委員会)によって選考される。
  • 本賞の選考委員長は、編集委員長が務める。
  • 選考委員会は、原則として5名の選考委員からなる。委員は学会誌「糖尿病と妊娠」編集委員長、表彰当該年学術集会長、前年学術集会長、翌年学術集会長、学術担当常務理事により構成されるが、上記の委員が対象論文の関係者の場合は選考委員から外れる。その際には、4月末日までに理事長が役員・評議員の中から選考委員の推薦を行う。
  • 推薦された委員は、その承認をもって委員会委員(以下選考委員)として決定する。
  • 各論文は選考委員によって検討され、合議により審議される。
  • 選考結果は、選考委員長より理事長に報告する。
  • 理事長は受賞論文を7月末日までに最終決定し、受賞者へ通知する。

【注】 選考委員会の判断により、年度によっては「該当者なし」とされる場合がある。

大森賞の表彰

  • 大森賞の受賞者は、当該年の年次学術集会の総会において表彰され、表彰に引き続いて受賞講演を行う。
  • 講演要旨は、年次学術集会の抄録集に掲載する。

規定の改訂

  • この規定の改廃は理事会の決議を経て定時総会に報告する。
2015年5月29日
2018年2月13日 改定
2018年11月23日改定
2021年3月26日改定
2021年11月27日改定

受賞者一覧

  大森賞 学会長特別賞
第1回(平成12年度) 西郡 秀和 前川 有香    
第2回(平成13年度) 高島 美和 松川 高久 高橋 久子  
第3回(平成14年度) 高橋 秀夫 福本 まりこ    
第4回(平成15年度) 内野 美和子 菊池 透    
第5回(平成16年度) 秋吉 澄子 洲脇 尚子    
第6回(平成17年度) 加治屋 昌子 田中 佳代    
第7回(平成18年度) 籠橋 有紀子 近藤 由理香    
第8回(平成19年度) 柳楽 清文   酒井 敬子  
第9回(平成20年度) 福島 千恵子      
第10回(平成21年度) 八代 智子      
第11回(平成22年度) 門間 美佳 宮越 敬    
第12回(平成23年度) 高橋 久子 谷内 洋子    
第13回(平成24年度) (該当者なし)   池ノ上 学 市川 雷師
第14回(平成25年度) 森川 守      
第15回(平成26年度) (該当者なし)   石原 佳奈  
第16回(平成27年度) 堀江 一郎      
第17回(平成28年度) (該当者なし)      
第18回(平成29年度) (該当者なし)      
第19回(平成30年度) 河原田律子 釘島ゆかり    
第20回(2019年度) 上里 忠好 安日 一郎    
第21回(2020年度) 岩間 憲之 川﨑 麻紀    
第22回(2021年度) 高橋 雅也 安田 重光    
第23回(2022年度) 春日 義史    
第24回(2023年度) 島田 朗    

※大森賞の受賞者については、「日本糖尿病・妊娠学会会報(ニューズレター)」にも詳細を掲載しております。

2023年06月 更新

© 1985-2024 一般社団法人 日本糖尿病・妊娠学会