糖尿病の本・ビデオ

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エッセイ・雑誌・機関紙、他

はちみつBlood〜糖尿病・重症の手前で気がついた漫画家の前向き生活日記〜

2009.04.16

 女性漫画家で2型糖尿病の著者が、自身の体験をブログで発してきたものを、描きおろしを加えて1冊にしたもの。肥満とダイエットを繰り返し、やがて糖尿病と診断され、診断後に初めて病気によるものだと気付いた自覚症状の数々、治療開始後に実感した体調の改善、自分なりの工夫による食事療法や運動療法、パートナーの理解の大切さとそれに対する感謝の気持ちなどが、全編マンガとしてまとめられている。糖尿病患者さんによる手記は少なくないが、文章のみではややもすると模範的な体験談になりがちなところを、漫画家らしい視点でユーモアとともに包み隠さず現されていて、読みやすい。糖尿病の患者さんだけでなく、糖尿病が疑われている人、パートナーが糖尿病の人、糖尿病家系をもつ人などが、糖尿病(とくに肥満に伴う2型糖尿病)を理解するのにも役立つ 

●A5・144ページ 本体\1,100+税 2009年発行 宙出版(03-5228-4060)
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写真と童話で訪れる インスリンのふるさとデンマーク

2008.06.12

「人魚姫」や「マッチ売りの少女」などのアンデルセン童話のふるさとであり、インスリン製剤発展の地でもあるデンマークを舞台に、インスリン療法について、ごくわかりやすく説明した創作童話。インスリン療法に対する患者さんの心理的な障壁を研究する DAWN JAPAN study に加わる著者が、どうすれば患者さんにインスリンのことを抵抗なく理解してもらえるかを考えてきたなかで生まれたアイデアを、一冊にまとめたもの。本の前半は、著者自身が撮影したデンマークの首都・コペンハーゲンの街並、子どもたち大人たちの笑顔、おもちゃの兵隊そのままの衛兵、チボリ公園などのカラー写真と、その解説。数々の美しい写真と、きめこまやかで自然な文体が、読者を‘おとぎの国’ コペンハーゲンへと誘う。その余韻の中で、後半の童話へと読み進むと、物語の情景が色彩を帯び、内容を深く理解できる。あらすじは、10歳の少女とその祖父の二人がデンマークを旅行し、その中で祖父が自身の糖尿病について孫に語るというもの。童話とはいうものの、インスリンとはなにか、インスリン療法はどんなときになぜ必要なのかといったポイントが、十分に伝わってくる。添えられている温かいタッチのイラストも、本書が醸し出すやさしい雰囲気に欠かせない要素となっている。全体に、構成・デザイン等の細部に配慮が行き届いた、大変丁寧に作られた一冊といえる。インスリンを理解するために読むことももちろんお勧めだが、旅行ガイドを見るような気持ちで気楽に読んだとしても、デンマークという美しい国の一面を知るのに役立つだろう。

●B5変・79ページ 本体\2,000+税 2008年発行 メディカルレビュー社(03-3835-3049)
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生涯をかけるなら!糖尿病専門外来クリニック

2008.06.02

 大学教授を辞め生活習慣病専門クリニックを開業し、やりがいのある仕事を続け充実した日々を送っている著者が、若手医師に送る人生設計のためのアドバイス。医師として歩み始めたころから現在までの体験を豊かなユーモアとともに織り交ぜながら、糖尿病とはどういう疾患なのか、糖尿病の患者さんを診ることは他疾患の場合となにが異なりどんな楽しみがあるのか、なにをもって糖尿病専門医といえるのかといった理論と持論が展開されていて、随所から著者の矜持が感じられる。

●A5・240ページ 本体\3,600+税 2008年発行 中山書店(03-3813-1100)
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健康力 100の科学的秘訣

2007.12.20

 医療や健康に対する社会的な関心は人口の高齢化とともに高まる一方だが、マスコミやインターネットなどで流布される情報は玉石混合で、無批判に受け入れることが自身のからだに悪影響を及ぶことがまれではない。このような状況下で、自力で健康を守る力「健康リテラシー」を身につけることが求められるようになってきた。本書は、米国で好評の健康なライフスタイルの秘訣100を紹介する。医療・健康にとどまらず、より豊かで実りある人生を送るための助言とも言える記述も多い。各項目に、健康観の自己評価・点検チェック記入欄があり、接した情報を自分なりに評価を下す能力を高めることができる。

●B6・267ページ (本体\1,800+税) 2007年発行 公文堂(03-5840-7281)


患者さんのための糖尿病読本3 患者会で学ぶ実践的な知恵

2007.09.14

 東京・葛飾にある加藤内科クリニックの患者会「葛飾高砂会」が行っている糖尿病勉強会の報告をまとめた記録集。勉強会は毎年10回開かれており、現在までに2冊の記録集を発行、本号は第3集にあたる。A4サイズで250ページに及び、一つの医療機関が単独で発行する書籍としては異例とも言えるほど充実している。またその内容は知識の押しつけではなく、日々臨床の最前線で患者さんとともに工夫を重ねている成果が色濃く表れている。例えば目次(勉強会のテーマ)を見ても、「ヨーロッパ糖尿病学会報告」「糖尿病と安全な温泉療法」「ウエストサイズ測定部位の検討」「AED、蘇生実習体験」「昼食会と手作りクッキー」「SARSについて」「雑穀米、血糖を下げるお茶について」など、療養生活に即役立つ具体的な事柄や時事的な最新ニュースまで、幅広い情報が取り上げられている。他の成書では読むことのできない記事も多く、オリジナリティーに溢れ、かつ実際的。大きな活字で印刷されていて、読みやすいのも特徴。以下は、多摩みなみクリニックの宮川高一氏(日本糖尿病学会評議員・専門医・指導医)による本書の推薦文。「加藤先生は私の敬愛する糖尿病専門医です。下町で『患者さんの背丈』を考えた糖尿病診療を行っています。一方、専門医として国際学会にも毎年発表するなど、『実践は地域で、心は世界に』を名実ともに行動で示している先生です。これは患者会での講話をもとにした『かゆいところに手が届く』わかりやすい『糖尿病読本』です。多くの患者さんに『糖尿病の真の姿』を伝えるこの『読本』は実践的でどのような糖尿病専門書にも劣らないと思います。多くの患者さんのみでなく、医療スタッフにも推薦いたします」。

●A4・254ページ \2,300 (頒価\1,700+郵送料\500+梱包料\100) 2007年発行 加藤内科クリニック(03-5668-2161)
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