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「運動不足でがんリスク上昇」、米で認知度低く
2018年08月
 米国人の多くは、運動不足が原因で心疾患や糖尿病などの発症リスクが高まることは知っているが、大腸がんや乳がんなどの各種のがんや、呼吸器疾患、胃腸障害などのリスクが高まることは十分に認識していないことが、新たな研究で明らかになった。研究の詳細は「Journal of Health Communication」8月9日オンライン版に掲載された。

 米ワシントン大学セントルイス校外科学准教授のErika Waters氏らは、横断調査に参加した米国の一般住民1,161人から無作為に選んだ351人を対象に、座りっぱしになりがちな生活習慣による運動不足が原因で、発症リスクが上昇する疾患の知識を問うオンライン調査を実施した。

 その結果、参加者の6割以上は運動不足が原因で心疾患や糖尿病などの代謝性疾患リスクが上昇することを知っていたが(それぞれ参加者の63.5%、65.8%)、がんリスクが上昇することを認識していた人の割合は3.4%に過ぎなかった。また、運動不足により呼吸器疾患(3.4%)や胃腸障害(0.9%)のリスクが高まることも認知度は低かった。さらに、参加者の55.6%は、運動不足で発症リスクが高まる疾患の名称を2つまでしか答えられなかった。

 これらの結果を踏まえ、Waters氏は「運動不足が心疾患や糖尿病の発症リスクを高めることは多くの人が知っているが、それ以外にもリスクが高まる疾患があることを認識している人はほとんどいないことが明らかになった」と話している。

 今回の結果の背景について、Waters氏らは「運動に関する啓発活動では、心臓の健康や体重管理に有用な点ばかりが強調されがちで、運動不足によるがんなどの疾患リスクについてはほとんど触れられていない」と指摘する。そのため、「今後は、運動不足でリスクが高まる疾患は心疾患や糖尿病だけではないことを一般の人々に広く知らせていく必要がある」と述べている。

Lack of Exercise Can Boost Cancer Risk
Abstract/Full Text
Awareness of Health Outcomes Associated with Insufficient Physical Activity and Associations with Physical Activity Intentions and Behavior

[2018年8月13日/HealthDayNews] Copyright© 2018 HealthDay. All rights reserved.

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