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ビタミンB12欠乏症に注意 メトホルミンなども影響
2019年05月28日
カテゴリー: ヘルスデー 

ビタミンB12欠乏症に注意、メトホルミンなどの薬剤も影響
 身体の健康を保つのに必須な栄養素であるビタミンには、これまで13種類が確認されている。このうち「ビタミンB12」は認知度が低く、見落とされがちだが、DNA合成や赤血球の生成を助けたり、神経の機能を正常に保つのに重要な役割を果たしている。成人や10歳代の若者は、ビタミンB12を1日に2.4μg摂取することが推奨されているが、これほどわずかな量でも摂取量に足りていない人は多いとされる。

 ビタミンB12の摂取源は、主に肉や乳製品などの動物性食品であるため、野菜を中心とした食生活を送る人ではビタミンB12欠乏症となるリスクが高い。また、クローン病のような栄養分の吸収に影響する疾患を抱えている人や、肥満手術を受けた人、あるいは一部の薬剤を服用中の人のほか、50歳を超えると胃酸の状態が変化することで、ビタミンB12欠乏症になりやすいとされている。

 ビタミンB12欠乏症に影響する一般的な薬剤としては、以下のものが挙げられる。

・ プロトンポンプ阻害薬(PPI):胸やけや胃食道逆流症(GERD)の治療に用いるオメプラゾールやランソプラゾール

・ H2受容体拮抗薬:胸やけやGERD、その他の疾患の治療に用いるファモチジンやラニチジン

・ 糖尿病治療薬:メトホルミン

 ビタミンB12欠乏症は、時間の経過とともに徐々に進行することが多いが、急速に発症する場合もある。その徴候は情緒面や思考の問題、疲労感、衰弱、体重減少、便秘、手足のしびれや刺すような痛みといった神経系の症状などが挙げられる。しかし、これらの症状を引き起こす他の疾患と鑑別する必要があるため、診断には血液検査を要する。

 また、動物性食品をあまり摂取しない人でも、ビタミンB12は大豆強化食品やシリアルなどの穀物製品から摂取できる。ビタミンB12欠乏症が比較的軽症な場合には、マルチビタミンのサプリメントを摂取することで対処できるケースが多いが、重症例ではビタミンB12の注射を必要とする場合もある。

 さらに、医師からビタミンB12のサプリメントの処方を受ける場合には、悪影響を及ぼす相互作用を避けるためにも、服用中の薬剤は全て医師に伝えるべきことを知っておく必要があるという。なお、ビタミンB12に関する情報は、米国立衛生研究所(NIH)のホームページで閲覧できる。
[2019年5月2日/HealthDay News]

原文
NIH Information
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[ Terahata ]
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