糖尿病Q&A1000

Q.178 ひと口にインスリンといっても、いろいろな種類があるそうですね。

 作用の現れ方(注射してから血糖値が下がり始めるまでの時間、最も効果が強くなる時間、効果がなくなるまでの時間)からは、超速効型、速効型、中間型、持続型の4種類と、それらを混ぜ合わせた混合型に分けられます。
 インスリンの濃度(作用の強さ)からは、40単位製剤と100単位製剤のふたつに分けられます。インスリン溶液1mL中に、それぞれ40単位、100単位のインスリンが含まれています。ただ、現在主流となっているカートリッジやキットタイプは、すべて100単位製剤です(近々わが国ではすべての製剤が100単位に統一されます)。
 カートリッジ製剤はインスリンがカートリッジになっていて、それを注射器に装着して使い、インスリンがなくなったらカートリッジを交換するタイプです。キット製剤はインスリンと注射器が一体になっていて、インスリンがなくなったら使い捨てにするタイプです。これら以外に以前からバイアル製剤(ビンに入っているインスリン。注射器で吸収して使用します)が使われています。持続型インスリンは、現在もバイアル製剤のみです。
2006年04月20日

※ヘモグロビンA1c(HbA1c)等の表記は記事の公開時期の値を表示しています。

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02-4-2 インスリンについてのQ&A

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