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4. 赤ちゃんが巨大児といわれたのですが大丈夫ですか? |
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出生時体重が4,000g以上の赤ちゃんを巨大児といいます。巨大児の原因として妊娠中のお母さんの血糖コントロールがよくないことが挙げられます。巨大児では、1)お産が難産になりやすい、2)赤ちゃんに合併症が起きやすい、などの可能性がありますので気をつけましょう。
分娩前に巨大児が疑われたときは、血糖管理方法が適切なのかを再検討したり、高血糖に伴うお母さん(母体)の合併症の有無を確認します。分娩時には微弱陣痛や、分娩遷延、回旋異常、肩甲難産、産道裂傷などが多くなるため、帝王切開での出産を選択することも考慮に入れます。血糖コントロールが不良で巨大児になった場合は、生まれた赤ちゃんの低血糖や呼吸障害、多血症などに気をつけます。
(愛育病院 竹田善治)
2007年11月
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