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1. 妊娠糖尿病はどれくらいの頻度であるのですか? |
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わが国の糖尿病人口は急増しており、妊娠糖尿病においても同様の傾向があります。 これまでの診断基準では、わが国の妊娠糖尿病の頻度は2.92%でしたが、2010年7月に大規模な診断基準の変更があったため、妊娠糖尿病の頻度は12.08%と4.1倍に増えることがわかりました。
ただし、この数字は全員に75gぶどう糖負荷試験を行った場合の数字ですので、スクリーニング陽性者のみぶどう糖負荷試験をしたときは、これより若干少なく7〜9%の頻度になります。
妊娠時は生理的に、非妊娠時より軽度の糖代謝異常が発見されやすい状態になっていますので、必ずスクリーニングを受け、その後の健康管理に役立てることをお薦めします。
2016年9月改訂
(岡山大学 平松 祐司)
2007年11月
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2007 All copylight by The Japanese Society of Dibetes and Pregnancy