インスリン分泌指数
[ いんすりんぶんぴつしすう ]
インスリンの自己分泌がどの程度残っているかを調べる方法はいくつかありますが、糖尿病を診断するときに行う経口ブドウ糖負荷試験と同じ方法でも調べることができます。早朝空腹時と、75gのブドウ糖を溶かした水を飲んでから30分後の血中インスリン濃度(μU/mL)の差を、同じ時間内で生じた血糖値(mg/dL)の差で割った値「インスリン分泌指数」が小さいほど、インスリンの自己分泌力が低いと考えられます。健康であればインスリン分泌指数は0.4以上、糖尿病ではふつう0.4未満になります。また、糖尿病予備群(境界型)でこの数値が0.4未満の場合は、糖尿病へ移行する率が高いことがわかっています。